このレビューの内容:
- 概要
- Time Doctorのユーザーに好評な点は?
- Time Doctorのユーザーが不満に感じている点は?
- Time Doctorの料金プランは?
- Time Doctorの注目すべき機能は?
- ユーザーの高評価な口コミ(抜粋)
- ユーザーの低評価な口コミ(抜粋)
- レビューサイトにおけTime Doctorの評価は?
- Time Doctorの最終評価は?
概要
Time Doctorは単なるタイムトラッキングツールにとどまらず、従業員のパフォーマンスや稼働状況を可視化する従業員分析ソフトウェアです。
単に労働時間を記録するだけでなく、従業員が時間をどのように使っているかについて深い分析情報を提供します。Webやアプリの使用状況の記録、キーボード・マウスのアクティビティ監視、スクリーンショット、詳細なレポート機能を備え、管理者がチームの生産性を多角的に把握できるようサポートします。
さらに、プロジェクトごとに事前に工数制限やコスト見積もりを設定できるため、プロジェクト管理にも役立ちます。メンバーが稼働時間を記録すると、残りの予算時間が自動的に更新され、プロジェクトコストを常に把握・管理できます。
Asana、Trello、Salesforceをはじめとする60以上の外部アプリ連携に対応しており、チームが普段使っているツールとスムーズに接続してワークフローを効率化できます。
使い勝手の面では、すっきりとした操作画面のおかげで直感的に操作しやすいと感じました。時折わずかなラグが発生することを除けば、PC版とWeb版は非常に快適に動作します。ただし、モバイル版については同じことは言えません。
モバイルアプリに関するレビューの数は多くありませんが、見つかった数少ない口コミも決して安心できる内容ではありませんでした。あるユーザーは「数ヶ月ごとにログイン情報を再設定しなければならず、充電中にはアプリの接続が切れてしまう」と報告しています。また、過去のレビューを見ても、ログイン障害やデータの同期エラーが慢性的に発生していることがうかがえます。
こうした不具合の多さが、Google Playストア(2.1/5)およびApp Store(2.8/5)におけるアプリの極めて低い評価を物語っています。
モバイルアプリの問題に加え、Time Doctorの過剰な監視機能に対して懸念を抱くユーザーも存在します。ユーザーの業務効率化を支援するアプリであるはずが、実装されている監視レベルが高すぎるため、従業員にとっては「監視されている」「プライバシーを侵害されている」と感じられかねません。
Time Doctorには明確なメリットとデメリットが存在しますが、最終的な評価をまとめる前に、その際立った特徴や実際のユーザーから寄せられている声をさらに詳しく見てみましょう。
Time Doctorのユーザーに好評な点は?
- 生産性の把握と向上に優れている
- 請求対象時間の記録・管理が簡単
- 組み込みの請求書発行機能により、請求業務を効率化できる
Time Doctorのユーザーが不満に感じている点は?
- URL追跡、スクリーンショット、Webカメラ監視が過度な監視に感じられる
- カスタマーサポートの対応が遅い
- モバイルアプリの完成度が低い
- 無料版がない
Time Doctorの料金プランは?
Time Doctorには、企業のさまざまなニーズに応じた4つの有料プラン(Basic、Standard、Premium、Enterprise)が用意されています。
エントリープランである「Basic」プランは、年払いの場合はユーザー1人あたり月額6.70ドル、月払いの場合はユーザー1人あたり月額8ドルからとなっており、前回のレビュー時より若干値上がりしています。
Basicプランでは、稼働時間の記録、スクリーンショット撮影、タイムラインレポートの作成が可能です。機能は比較的限定的ですが、小規模チームであれば十分活用できます。
シフト管理機能、休暇・休憩の管理、より詳細なデータ分析などを利用したい場合は上位プランへのアップグレードが必要となり、その分コストもかかります。

画像出典:Time Doctor
Standardプランには、中規模から大規模チームに必要な主要な勤怠管理機能がほぼすべて網羅されています。
Premiumプランでは、キーボード入力の監視、画面の動画録画、さらにはインターネット接続状況の記録まで、より高度な従業員モニタリング機能が提供されます。
Time Doctorの料金設定は、市場のタイムトラッキングソフトの中価格帯にしっかり収まっていると言えます。他社製品と比べると機能面はやや限定的ですが、そのぶんシンプルで使いやすい点が強みとなっています。
Time Doctorの注目すべき機能は?
1. タイムトラッキング
Time Doctorのタイムトラッキング機能は、非常にシンプルで分かりやすいのが特徴です。
これはアプリの操作画面がすっきりしていることが大きく影響していると感じます。紛らわしいボタンや無駄な機能がなく、ワンクリックでタイマーを開始できます。また、勤務時間を手動で入力することも可能で、入力内容は管理者が承認した後に反映されます。
記録した稼働時間はプロジェクトやタスクごとに細かく分類でき、作業内容を詳細に把握できます。稼働時間だけでなく、休憩時間や無操作時間も併せて記録・管理が可能です。
出退勤ログや自動モニタリングによって集計されたすべての情報は、「生産性ダッシュボード」に視覚的に集約されます。これにより、チーム全員がプロジェクトの進捗状況や時間の使い方を一目で把握できます。
もう一つのメリットは、オフライン環境でも機能する点です。すべての時間データはローカルキャッシュに一時保存され、安定したインターネット接続が確保され次第、自動的にサーバーへ同期されます。通信環境が限られた場所での作業に最適です。
とはいえ、よりセキュリティの面で安心できる打刻方法があるとさらに良いと感じました。例えば顔認証機能があれば、セキュリティと記録の正確性が向上し、不正打刻や代理打刻のリスクを減らすことができるはずです。
画像出典:Time Doctor
2. プロジェクト管理と外部連携
プロジェクト管理は一筋縄ではいきません。幸いなことに、Time Doctorにはその負担を軽減するための便利な機能が備わっています。
単にプロジェクトの稼働時間を記録するだけでなく、事前にプロジェクトごとの「工数上限」や「コスト見積もり」を設定できます。チームメンバーが稼働時間を記録すると、初期設定に基づいて残りの予算時間やコストが自動的に更新されます。
受託案件においては、プロジェクト全体またはメンバー個人ごとに「請求レート」を設定可能です。記録された稼働時間に基づき、請求可能な合計金額をTime Doctorが自動計算してくれます。
これらの機能により、プロジェクトが予定通りのスケジュールと予算内で進行しているかを簡単に把握・管理できます。
ただし、Time Doctorは単体で完結する万能なプロジェクト管理ツールというわけではありません。HubSpot、Asana、monday.comをはじめとする60種類以上の「外部ツール連携」と組み合わせて使うことで真価を発揮します。連携機能を使えば、普段お使いのアプリ上で直接稼働時間を入力でき、データはTime Doctorとシームレスに同期されて効率的に管理できます。
画像出典:Time Doctor
3. 詳細なレポート
Time Doctorは、チームの生産性やプロジェクトの進捗状況を多角的に把握・分析するための多彩なレポートを生成できます。
主なレポートの種類は以下の通りです。
- アクティビティサマリーレポート – アクティブ時間、無操作時間、生産的・非生産的な時間の割合を表示。個人別・チーム別の手動入力やモバイルアプリの利用状況も詳しく確認できます。
- 勤怠レポート – 出勤・欠席・遅刻・早退(中抜け)などの状況を一覧表示。フィルタリング機能を使って特定の条件で絞り込むことも可能です。
- 稼働時間レポート – 指定した期間内に記録された稼働時間を集計・表示します。
- プロジェクトとタスクレポート – 稼働時間をプロジェクトやタスクごとに細かく分類し、内訳を表示します。
- タイムラインレポート – 業務の開始・終了時刻、休憩時間、取り組んだタスクなど、日次・週次での作業パターンを視覚的に可視化します。
- Web・アプリ使用状況レポート – 閲覧したWebサイトや使用アプリの滞在時間、生産性の評価、比較・分析に役立つトレンドチャートを一覧化します。
- インターネット接続レポート – オンライン環境とオフライン環境、それぞれで行われた業務の割合をパーセンテージで表示します。
一部のデータ項目はチームの業種や働き方によって不要な場合もありますが、全体として非常に実用的で充実したインサイトが得られます。また、すべてのレポートはPDF、XLS、CSV形式で手軽に外部出力できる点も大きな魅力です。

画像出典:Time Doctor
4. 従業員監視
従業員監視機能に関しては、Time Doctorはほぼすべての機能を網羅しています。
このアプリは、オンライン上のアクティビティを記録することで、業務時間が生産的な作業に使われているかを雇用主が確認できます。記録対象には、従業員がアクセスしたURL、ウェブサイト、アプリが含まれます。
各アクティビティはAIを活用して、生産的・非生産的なカテゴリに自動分類されます。これらのカテゴリはチームのニーズに合わせてカスタマイズ可能です。
オンライン上のアクティビティに加え、Time Doctorはマウスとキーボードの動きも記録し、業務への集中度を把握します。長時間操作がない場合は、アプリからアラートが送信され、作業状況を確認するよう通知されます。
より視覚的な方法を好む方には、オプションのスクリーンショットおよび動画録画機能も用意されています(Premiumプランで利用可能)。
これらの機能はいずれも非常に強力ですが、個人的には従業員監視のやり過ぎはどうかと思っています。職場での評判を気にするなら、これらの監視機能は慎重に使用することをおすすめします!

画像出典:Time Doctor
ユーザーの高評価な口コミ(抜粋)
- 「時間コストの削減と生産性向上に向けて、改善すべき点をより広い視点で把握できるようになりました。」– 認証済みレビュアー(出典:Capterra)
- 「Time Doctorのおかげで、データアナリストとしての時間管理、タスク管理、そして全体的な生産性が大幅に向上しました。」– Eric R.(出典:Capterra)
- 「スクリーンショット、ウェブサイトおよびアプリの監視、詳細なレポートといった機能に加え、リアルタイムのトラッキングにより、詳細な分析と業務の透明性確保が可能になります。UIが直感的で、私もチームも迷わず使いこなせます。」– 情報技術・サービス業の認証済みユーザー(出典:G2)
- 「提供される詳細なレポートや分析結果も気に入っており、業務の進捗管理や生産性向上に役立っています。Time Doctorは、時間をより効果的に管理したい方に非常に役立つツールです。」– Mohammed Y.(出典:G2)
- 「このソフトウェアのおかげで、自分自身の仕事も従業員の業務も格段にシンプルになりました。まさに本当のオールインワンです。時間を効率的に管理し、リモート環境でも作業を記録・管理できます。」– Georges T.(出典:GetApp)
ユーザーの低評価な口コミ(抜粋)
- 「操作しづらく、洗練されていない印象でした。カスタマーサポートへの連絡もやや難しく、価格設定もあまり魅力的ではありませんでした。」– Diego V.(出典:Capterra)
- 「2020年から毎日利用してきましたが、最近の経験には不満を感じています。請求システムが不透明で、サポートも十分な対応が得られませんでした。移行のためにユーザー数をダウングレードし、その後同じ少ないユーザー数で再度アップグレードしたところ、すでに削除済みの古いユーザー数で請求されてしまいました。」– Brahm M.(出典:G2)
- 「Time Doctorで気になる点は、タイムトラッキング機能に時々不具合が生じ、作業が一時的に妨げられることがある点です。」– IT・サービス業の認証済みユーザー(出典:G2)
- 「設定でオプションを無効にしているにもかかわらず、時々自動的にタイムトラッキングが開始されることがあります。」– マーケティング・広告業の認証済みユーザー(出典:G2)
- 「カスタマーサービスからの返信に数日かかります。」– Paige B.(出典:GetApp)
レビューサイトにおけTime Doctorの評価は?
2025年1月時点
- Capterra:4.5/5
- G2:4.4/5
- TrustRadius:8.8/10
- GetApp: 4.6/5
- Google Playストア:2.1/5
- App Store:2.8/5
Time Doctorの最終評価は?
Time Doctorは、人事・管理業務における多くの課題を解決する有望なツールとして、よく考えられた製品です。タイムトラッキング、スケジュール管理、生産性モニタリング、そしてそれに伴うストレスを大幅に軽減するよう設計された自動化機能が充実しています。従業員の生産性指標やレポート機能は非常に有益で、従業員モニタリング機能も同様に優れています。
ただし、Time Doctorは完璧なソフトウェアとは言えず、いくつか気になる点もあります。モバイルアプリはインターフェースと機能の面で大幅な改善が必要です。カスタマーサポートも、もう少し連絡が取りやすく、迅速な対応ができると良いでしょう。
また、個人的にはTime Doctorの従業員監視機能は少しやり過ぎだと感じています。実際、同じように感じているユーザーも少なくありません。生産性の把握自体は大切ですが、このレベルの監視機能を備えたアプリは、プライバシーの侵害と感じられても無理はありません。
とはいえ、倫理的かつ慎重に活用する限り、Time Doctorは優れたタイムトラッキングソフトウェアであると言えるでしょう。
